スペインが漢字一文字で西なのはなぜ?意外な西班牙の由来

アメリカは。イギリスは。それではスペインを漢字一文字で表すと何になるでしょう?意外と思い出せないのではないでしょうか。スペインは漢字で西班牙と書き、一文字なら西(セイ)となります。同じように発音からは連想しづらい漢字が使われているアメリカやイギリスと比べ、見かける回数が少ないということもあり、忘れてしまいやすい西班牙という表記。どうしてスペインという発音からかけ離れた漢字を使うようになったのでしょうか。

「スペイン」は英語から伝わった言葉

まずスペインという発音についてですが、これは英語のSpainの音をカタカナにしたものです。これは近代になって使われだした表現で、以前はイスパニアと呼んでいました。

「西班牙」という表記は中国から伝わってきた

漢字表記の西班牙は日本で作られたものではなく、中国から伝わってきたものです。表記をそのままに、読み方だけを英語由来のスペインとしたために、音と表記のズレが生じることとなりました。

「西班牙」の由来はヨーロッパから伝わったラテン語

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その昔、Hispania(ヒスパニア)という言葉が中国に伝わってきました。Hispaniaはラテン語でイベリア半島をさす言葉で、現在のスペインやポルトガルを含んでいます。このHispania(ヒスパニア)という呼び方を、当時の中国語の音で表記したものが西班牙です。ちなみに現在の中国語では、西班牙をシーバンニャと発音します。若干ですがヒスパニアという音の名残が感じられませんか?